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Columnコラム

2025.10.20
クマ取り

目の下のクマの種類と対策~青クマ・赤クマ・茶クマ・黒クマ(影クマ)

皆さんは、目の下のクマ、気になったことはありませんか?メイクなどで隠そうとしても隠せないという方もいるでしょう。今回のコラムでは、クマには原因によっていくつかの種類があり、それぞれどのような対策があるのか、解説します。

クマの種類と対策について

クマは一般的に①青クマ、②赤クマ、③茶クマ、④黒クマ(影クマ)の4種類に分類されます。

青クマ

青クマのイラスト

青クマは皮下にある静脈が透けて見えている状態です。睡眠不足、疲れなどで血行が悪くなり、うっ血が起きることで血管内の血液がどす黒く見えている状態です。

目の下でも特に内側の方にできやすく、日によってあったりなかったりするのが特徴で、メイクで隠すことも可能です。青クマに関しては、睡眠不足を解消するなど生活習慣を改めることが対策となります。

赤クマ

赤クマのイラスト

赤クマは眼輪筋という目の周りにある筋肉が透けて見えている状態です。黒クマと一緒に出現するケースも多く、眼輪筋が透けるくらい脂肪で皮膚表面に押し出されてしまうことが原因です。赤クマはメイクで隠すことも可能ですが、黒クマの治療をすれば改善できる場合も多いです。

青クマ、赤クマについては、皮膚の下の血管や筋肉が透けて見えている状態なので、クマ取り注射で皮膚に厚みを持たせることも対策になります。

茶クマ

茶クマのイラスト

茶クマはいわゆる色素沈着やシミが目の下に出来た状態で皮膚そのものに色がついてしまっている状態です。日焼けやアトピーなどによる炎症や、洗顔などに伴う皮膚のダメージ、加齢などが原因です。

茶クマはメイクで隠すことが可能ですが、気になる場合はレーザー治療などで改善可能です。

黒クマ(影クマ)

黒クマのイラスト

黒クマは目の下の脂肪が膨らむことによってできる影です。黒クマは影なので、いくらメイクを厚塗りしても消すことはできませんし、消えることなく毎日同じ状態で存在します。逆に、下から光を当てたり、目尻方向に皮膚を引っ張って膨らみを無くせば消えるというのが特徴です。

黒クマは脂肪の膨らみが原因なので、この脂肪の膨らみを手術で無くすことで消すことが可能です。黒クマについては後ほど詳しく説明していきます。

混合タイプ

クマは大きく4種類に分けられることを説明しましたが、実はそれぞれ単独で存在していることは稀であり、多くのケースで複数の種類のクマが混在しています。自分のクマがどのタイプのクマなのか見極めて、適切な対応をすればクマを改善することが可能です。逆に、誤った対応を続けてしまうと全然効果が無いどころか、逆効果になる場合もありますので注意しましょう。

黒クマ(影クマ)についての詳細

続いて、美容外科でクマ治療の対象になりやすい黒クマについて詳しく見ていきます。

黒クマ(影クマ)ができるメカニズム

眼窩脂肪の突出と影クマ

黒クマは、脂肪の膨らみによる影と説明しましたが、正確には眼窩脂肪という目の周りにある脂肪が前方に突出することによる影です。

頭蓋骨を思い浮かべていただければわかりますが、眼球は四角く窪んだ骨の中にありますよね。この四角い窪みを眼窩と言います。眼窩と眼球の間には眼窩脂肪という脂肪があります。加齢による弛みや、体重増加などで眼窩脂肪の量が増えると脂肪が図のように、前に出て来て膨らみを作ります。この時、膨らみの下にできる影が黒クマの正体です。

目の下の膨らみと影クマの関係

また、眼窩の一番下の部分を眼窩縁と呼ぶのですが、眼窩脂肪の突出の下に眼窩縁の窪みがあると、高低差が増してさらに黒クマが強調されます。

黒クマの代表的な治療法

黒クマの正体は眼窩脂肪の前方突出による影でしたね。ということは、このふくらみを引っ込めれば影が消失するのでクマが消すことができます。

眼窩脂肪を引っ込める治療は2つあり、1つ目が経結膜的脱脂術、2つ目が裏ハムラ法です。

経結膜脱脂術

経結膜脱脂術は、膨らんだ余分な眼窩脂肪を除去して膨らみ自体を無くして影を消す方法です。術式としては、あかんべーをして眼瞼結膜という粘膜を切開して脂肪を取ります。皮膚側にキズが一切残らず、15分くらいで終わる簡単な手術です。当院では「切らない目の下のクマ取り手術」というメニュー名となっています。実際の手術映像がご覧になりたい方はコチラのリンクからご覧ください。
※「切らない」という表現は「皮膚を切らない」という意味で美容外科で一般的に使われる表現です。

黒クマは眼窩縁の凹みが混在するケースが多く、凹みに対してはヒアルロン酸や脂肪注入で埋めていきます。なお、当院の切らない目の下のクマ取り手術にはヒアルロン酸注射が1cc標準で付いていますので、追加料金を支払うことなく眼窩縁の凹みも同時に改善可能です。

裏ハムラ法

2つ目が裏ハムラ法です。裏ハムラ法は、余剰な眼窩脂肪は除去しつつ、残りの脂肪を眼窩縁に異動して縫着する手術です。眼窩脂肪によるふくらみと眼窩縁の凹みを同時に改善でき、ヒアルロン酸などの注入が原則不要なため、単純な脱脂術より理にかなった治療と言えます。特に何も注入したくない方にお勧めです。剥離範囲が広くなるため、脱脂術だと数日から1週間でほぼ腫れが引くのに対して、裏ハムラ法はダウンタイムは1~2週間は見ていただきたいです。

黒クマを放置するとどうなるの?

さて、黒クマは、早ければ20代で既にある方もおり、手術によって長年悩んでいたクマが消えるので、クマ取り手術は満足度の高い治療です。逆に、50代、60代になって脂肪の膨らみだけ取っても、皮膚のたるみが残ってしまい、クマは消えたけど目の下がシワシワという場合もあります。

ゴム風船を考えてもらえばわかりますが、膨らませてすぐに空気を抜けばゴムは元の状態に戻りますよね。ところが、1週間膨らませておいてから空気を抜くとゴムは伸びてしまいフニャフニャになってしまいますよね。人間の皮膚も、長年膨らませていると伸びてしまい同じような現象が起きるのです。従って、目元のたるみ具合によっては目の下の余分な皮膚を一緒に切除する「下まぶたのたるみ取り手術」や「表ハムラ法」を行った方が仕上がりが綺麗になります。

しかし、現実的な問題として目の下を切開する手術は、ダウンタイム中の腫れや内出血が強くなる傾向にあり、選択される方は少数派です。多くの方がシワやたるみが残ってしまうことを許容した上で、皮膚を切らない経結膜脱脂術や裏ハムラ法を選択されるのが実情です。

黒クマで悩んでいる場合は、是非若いうちに手術して脂肪の膨らみが大きくなる前に根本的に治してしまうことをお勧めします。

黒クマを治療すると涙袋が復活する!?

クマ取り症例写真

最後に、クマ取り手術の副次的な効果をご紹介します。クマ取り手術行うと隠れている涙袋を復活させることができます。眼窩脂肪の膨らみはちょうど涙袋の下に位置するので、眼窩脂肪が膨らんでいると涙袋との境界が不明瞭となり涙袋が無くなってしまう方もいます。このような方にクマ取り手術を行うと、涙袋の下の膨らみが無くなるので、本来の涙袋が出てくるというわけです。

実は、涙袋の左右差や涙袋が全然無いことに悩んで受診される患者様の中には、眼窩脂肪の膨らみが原因の方が一定数いるのです。その様な場合は涙袋にヒアルロン酸を入れても綺麗に涙袋が出ないため、クマ取り手術をご案内することがあります。

まとめ

クマには様々な種類がありますが、それぞれの原因に応じて適切な対応をすることが重要です。当院では、クマ取り治療の経験豊富な医師がカウンセリングを担当し、患者様の状態やご希望に応じて適切な治療をご提案致します。

当院は無料でカウンセリングで行っており、クマ取り後のイメージをシミュレーションすることも可能です。目の下のクマで悩まれている方は、お気軽にご相談ください。

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