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Subcisionサブシジョン(クレーターニキビ跡)

サブシジョンとは

サブシジョンとは、ニキビ跡にいろいろな種類があるなかで、特に凹凸のあるニキビ跡を改善する治療法の一つです。特殊な針を使って皮膚の下にある瘢痕(はんこん)組織を特定し、皮膚を持ち上げることで凹みを目立たなくします。

ニキビが慢性化して炎症を起こすと、皮膚の深部に線維化が生じて、皮膚組織が癒着して硬くなり、クレーターや凹みができることがあります。

サブシジョンでは、硬くなった組織を専用の針で切断し、皮膚の表面を凹みを持ち上げて、皮膚の凹凸を目立たなくすることができます。

クレーター型ニキビ跡ができる理由

クレーター型のニキビ跡は、皮膚の深層で炎症が起きた結果、正常な組織が破壊され、その後の治癒過程で十分な再生が行われないことで形成される事が主な原因です。

ニキビを指で触ったり潰したりすることで、炎症が広がりやすくなることで、クレーター型ニキビ跡の形成を促す事がありあます。

思春期やホルモンバランスの乱れによって皮脂の分泌が増加し皮脂や汚れが毛穴に詰まることで、アクネ菌が繁殖し炎症が起こる事も原因の1つになります。

サブシジョンに適したクレーターの種類

クレーター型ニキビ跡には「アイスピック型」「ボックスカー型」「ローリング型」「脂肪委縮型」の4つの主なタイプがあります。それぞれの特徴に合わせた治療方法を下記で説明します。

ボックスカー型

ボックスカー型のニキビ跡は、四角い形状を持つ浅めで広い凹みが特徴です。このタイプは、真皮の浅い部分が損傷しているため、改善が比較的容易とされています。

特に凹凸が深い形状のニキビ跡はサブシジョンでの治療が適しています。

ローリング型

ローリング型のニキビ跡は、肌が波状の凹凸を形成した特徴があります。比較的頻繁に起こることが多く、このタイプのニキビ跡は、瘢痕組織が真皮の深い層に及びそのため、ローリング型の治療では、真皮層にアプローチする手法が中心になります。

サブシジョンでは針でローリング型ニキビ跡を下に引っ張っている繊維組織を全部絶ち切ります。そうすることで引っ張っている力が解除され、ニキビ跡部分が平坦に近づくという仕組みです。最もサブシジョンが適しているニキビ跡です。

脂肪委縮型

脂肪萎縮型はニキビが炎症を起こした後にできるもので、皮膚が大きく陥没しているのが特徴です。

ニキビが重症化してしまうと、表皮や真皮層だけでなく、皮下脂肪組織にまで炎症が及び、脂肪層(皮下組織)の一部が収縮して凹凸ができてしまいます。

対応方法として、サブシジョンで皮膚と脂肪組織の癒着を剥がし、さらにヒアルロン酸を注入して凹凸を改善していく治療をおすすめしております。

アイスピック型

アイスピック型のニキビ跡は、名前の通り氷を刺すピックのように非常に細く、深く鋭い凹みが特徴です。

過去に爪など不適切な方法で無理やりニキビをつぶした場合にアイスピック型になってしまうことが多いです。

このタイプのニキビ跡は、真皮層の深い部分まで損傷があるため、表面的な治療だけでは効果が得られにくい場合があります。サブシジョンでも改善は難しいとされています。

また、個人差によって治療の効果が異なるため、医師と相談して適切な治療法を選択することが重要になります。

サブシジョンの特徴と効果

ニキビ跡の治療にはダーマペンも使われますが、ダーマペンは広く浅いニキビ跡に効果的な治療法ですが、十分に改善しないような深いニキビ跡に、サブシジョンは効果を発揮します。

サブシジョンは、凹凸のあるニキビ跡を特殊な針を使い皮膚の下にある瘢痕(はんこん)組織を特定し、皮膚を持ち上げることで凹みを目立たなくすることができます。短時間で施術が可能で、肌の再生が促進されて凹みの改善が期待できます。

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サブシジョンの仕組み

ニキビ跡が凹む原因は、皮膚の下に瘢痕(はんこん)組織が形成され、これが皮膚を引っ張っているためです。針の刺激によって肌の再生を促し、コラーゲンの生成が促進され、肌の質感が改善することも期待することができます。

Point02

ダウンタイムが少ない

サブシジョンは、皮膚深部へ針を挿入して施術を行うため、皮膚を切る必要がなく、肌表面に傷跡が残らない治療法です。

Point03

皮膚再生を促し、クレーターを改善

皮膚深部へ針を挿入することで、自己治癒力が促進され、皮膚細胞の再生やコラーゲン産生を促します。これによりニキビ跡による凹凸の改善が期待できます。

サブシジョンは、1回の治療でもクレーター肌の改善効果を実感していただける場合がありますが、回数を重ねることでより高い効果が期待できます。

一般的に1ヶ月程度の間隔で3〜6回の治療を受けていただくことをおすすめしています。

ヒアルロン酸注入との併用で効果を最大限に

サブシジョンは、凹み型のニキビ跡に悩む方にとって有効な治療法ですが、他の治療と併用することでより良い効果を得ることが出来ます。その中でもヒアルロン酸注入を併用する治療は、特に凹み型ニキビ跡の改善に効果的な組み合わせです。それぞれの特性を活かすことで、単独治療では得られない自然で満足度の高い結果が期待できます。

サブシジョンで目立たなくなった箇所や凹みが目立つ部分にヒアルロン酸を注入し、即座にボリュームを補う治療です。これにより、治療直後から凹みが目立たなくなり、よりスムーズに肌が生まれ変わったかのような効果が見込めます。
さらに、ヒアルロン酸が保湿効果を持つため、肌の質感も改善されます。

サブシジョンとヒアルロン酸注入の併用は、それぞれの相乗効果が見込めるコンビネーション治療です。それぞれの治療法の強みを活かしながら、短期的な改善と長期的な効果を同時に追求することが可能です。

サブシジョンのリスク・副作用・ダウンタイム

サブシジョンは、リスクを伴う可能性や副作用が出る場合があります。
適切なケアと医師の指導のもとで行えば効果的な治療法です。

治療前にリスクや副作用について十分に理解し、事前に医師と相談することで、安全で効果的な治療を受けることができます。

内出血

サブシジョンでは、針を使用して真皮下の瘢痕組織を切り離す際に毛細血管が傷つくことがあります。その結果、治療部位に青あざや赤みが生じる場合があります。このような内出血は通常1〜2週間で自然に消失します。

腫れや炎症

治療による皮膚への刺激や炎症反応により、治療後に腫れや軽い痛みを伴う場合があります。これらは一時的な症状で、冷却や抗炎症薬を使用することで対処する事が出来ます。

色素沈着

皮膚への刺激や炎症後に色素沈着が起こることがあります。治療部位に茶色や黒っぽいシミが残ることもありますが、日焼け止めを使用したり、保湿作用に優れた乳液を用いることで予防できます。

ダウンタイム期間の注意事項

洗顔は施術部位を除いて、当日から可能です。メイクは針穴を避ければ当日から可能です。
施術当日の運動(筋トレ、有酸素運動含む)、飲酒はお控えください。

術後の肌は非常に敏感になっていますので紫外線対策をしっかり行いましょう。

サブシジョンの治療の流れ

サブシジョン治療は、効果を実感するまでに数回の治療が必要なこともありますが、瘢痕組織を根本的に改善する治療法です。

STEP.1初診・カウンセリング

診察で治療対象となるニキビ跡の状態を確認し、治療が適しているかを判断します。患者様のご希望や治療の目標を聞いたうえで、リスクや副作用についても十分に説明されます。

STEP.2治療計画の立案

カウンセリング後、治療部位の範囲や深さ、必要な治療回数が決定されます。
場合によっては、サブシジョンに加え、他の治療法との併用が提案されることもあります。

STEP.3治療前の準備

治療当日は、治療部位を清潔にするため消毒を行います。
その後、局所麻酔を使用し、治療中の痛みを軽減します。

STEP.4施術

麻酔が効いた後、細い特殊な針(カニューレ)を使用して治療を行います。
針を皮膚の下に挿入し、瘢痕組織を切り離します。この操作により、凹んだ皮膚が解放されて引き上がるとともに、周辺の新しいコラーゲン生成が促進されます。

STEP.5アフターケア

施術後は、治療部位に腫れや内出血が生じることがありますが、これらは1〜2週間で自然に治まるのが一般的です。また、医師の指示で、抗炎症薬や感染予防のための抗生物質を使用することがあります。

STEP.6経過観察

複数回の治療が必要な場合は、肌の回復状況を見ながら次回の治療計画を立てます。