メーラーファット除去とは

メーラーファット除去とは、頬骨付近にある脂肪の塊(メーラーファット)を取り除く施術です。
メーラーファットは「浅層脂肪」とも呼ばれ、顔の表面に近い部分に存在しています。笑ったときにぽこっと目立つ傾向にあり、メーラーファットの量によっては顔が丸く見えたり、大きく見えたりする原因に。
メーラーファット除去では、頬骨付近のボリュームがスッキリとすることで、フェイスラインが引き締まり、顔が小さく見える効果も見込めます。また、ゴルゴラインやほうれい線の改善効果も期待できるため、頬のたるみが気になる方にもおすすめの施術です。
メーラーファット除去がおすすめの方
- 笑ったときに頬がぽこっと盛り上がる
- ほうれい線が深くなったように感じる
- 頬のボリュームを減らしてシャープな印象になりたい
- 頬のたるみを改善、予防したい
メーラーファット除去の施術方法

メーラーファット除去は、口角を数ミリ切開した後、カニューレと呼ばれる細い吸引管で脂肪を取り除いていく施術です。脂肪細胞そのものを吸引除去するため、リバウンドもしにくく、長期的な小顔効果が見込めます。
当院ではメーラーファット除去の術後において1針縫合しますが、吸収糸で縫合するので抜糸における再来院は必要ありません。
また、切開における傷跡も小さく、他の人から見えない位置になるため、傷跡が目立つ心配はありません。
バッカルファット除去や
ジョールファット除去との違い

頬の脂肪は大きく分けて3種類あり、それぞれ浅層脂肪と深層脂肪に分類され、特徴や適している方が異なります。
浅層脂肪は顔の表面に近い部分に存在し、皮膚や筋肉の下を覆うように広がっている脂肪です。メーラーファットとジョールファットが浅層脂肪に含まれ、おもに頬のふくらみや弾力を保つ役割があり、適度な量があることで若々しく健康的な印象を与えています。
しかし、メーラーファットの量が多いと頬のふくらみが強調され顔も丸く見えたり、加齢によってジョールファットがたるむと下膨れの原因になったりする場合もあります。
一方、深層脂肪は浅層脂肪の内側にあり、顔を支える土台として重要な役割を持つ脂肪です。バッカルファットは深層脂肪に含まれますが、加齢とともに下垂しやすい傾向にあるため、年齢を重ねるとブルドッグや下膨れの原因にもなり得ます。
「頬のボリュームの原因が実はバッカルファットだった」「頬がたるんで見えるのはジョールファットの下垂が原因かもしれない」といったケースも少なくありません。そのため、お悩みをしっかり改善するには、脂肪の原因を適切に見極めることが非常に重要です。
当院では、患者様一人ひとりの状態をしっかり確認し、適切な施術をご提案しておりますので、どの施術が自分に合うかわからないとお悩みの場合でもお気軽にご相談ください。
メーラーファット除去の
リスク・副作用・ダウンタイム
腫れ | 術後直後から腫れ始め、1週間程度続く場合があります。腫れが気になる場合は、保冷剤などで冷やしていただくと症状が緩和されます。 |
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内出血 | 内出血は個人差があるものの、1〜2週間程度で徐々に落ち着いてきます。中には内出血が出ない方もおり、出たとしてもメイクで隠せる程度です。 |
痛み | 強い痛みが出るケースはまれですが、軽い痛みが数日間続く場合もあります。痛みが強く出た方は無理をせず、処方した鎮痛剤を服用ください。 |
食事 | 術後2~3時間 |
入浴・洗顔 | 洗顔・シャワー・入浴は当日から可能ですが、手術部位が濡れないようにしましょう。 |
運動 | 激しい運動は数日はお控えください。 |
上記以外に挙げられるリスク・副作用としては術後に頬がこけて見えることがあります。
メーラーファットは、頬のやわらかさや弾力を保つ役割があります。そのため、脂肪を過剰に取り除いてしまうと、肌のハリが失われ、頬がこけて見えることがあります。
また、メーラーファットは比較的浅い位置にあるため、脂肪を取りすぎることでほうれい線が悪化したり、表情によっては不自然なシワが目立つのも懸念点の1つです。
頬こけや不自然なシワを防ぐためには、患者様一人ひとりの顔立ちや脂肪の状態をしっかりと見極め、適切な量を除去することが大切です。
メーラーファット除去の流れ

STEP.1カウンセリング
患者様の悩みや希望する仕上がりについて、丁寧にヒアリングしていきます。施術のメリットやデメリット、リスク、ダウンタイムについても詳しく説明していきますので、不安点がありましたらお気軽にご相談ください。

STEP.2麻酔
極細の針を使い、口角に局所麻酔を施します。針を刺す瞬間にチクッとした軽い痛みを感じますが、麻酔が効くとすぐに痛みは感じなくなります。麻酔の痛みに不安がある方には、リラックス効果のある笑気麻酔を先に行ってから局所麻酔をすることも可能です。

STEP.3脂肪吸引・縫合
麻酔がしっかり効いているのを確認してから、施術に入ります。
口角を数ミリ切開し、カニューレでメーラーファットを丁寧に吸引していきます。最後に丁寧に縫合をして、施術は終了です。施術自体はおおよそ20分程度で終了します。

STEP.4アフターケア
施術後、看護師による圧迫固定がされます。20〜30分程お休みいただき、痛みはないか確認した後、ダウンタイムの過ごし方や注意点についてご説明いたします。その後、体調に問題がなければそのままご帰宅いただけますが、圧迫固定は腫れや内出血を緩和させる役割があるため、可能であれば術後24時間は外さずにお過ごしください。
よくある質問
- 完成まではどれくらいですか?
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個人差によりますが、完成までは1ヶ月程度と考えていただけたらと思います。腫れが落ち着いてくる2週間目から徐々に細さを感じ、3〜4週間目でさらに引き締まったフェイスラインになってきます。
- 洗顔やメイクはいつから可能ですか?
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洗顔やメイクは術後当日から可能です。 ただし、ダウンタイムの軽減につながりますので、術後24時間は圧迫固定を続けましょう。
- メーラーファットとバッカルファットどっちがおすすめ?
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メーラーファットとバッカルファットは、それぞれ存在する位置や役割が異なる脂肪です。そのため、どちらがおすすめかは、気になる部分や顔の悩みによって異なります。
たとえば、頬の盛り上がりが気になる場合はメーラーファット、口の中を噛んでしまう方はバッカルファットがおすすめです。とはいえ、実際に患者様の状態を確認しないと一概には言えないため、施術でお悩みの方はカウンセリングにてご相談いただければと思います。