表ハムラ法とは?

表ハムラ法は、目の下のたるみやクマを改善するための美容外科手術です。下まつ毛の際に沿って皮膚を切開し、余分な皮膚や筋肉、脂肪を調整することで、目の下のくぼみや膨らみを滑らかに整えます。
表ハムラ法は、アメリカの形成外科医であるHamra(ハムラ)医師が考案した「ハムラ法」を基にしています。ハムラ法には、表側(皮膚表面)からアプローチする表ハムラ法に加え、下まぶたの裏側からアプローチする「裏ハムラ法」という施術方法もあります。いずれも目元の若返りやクマの改善を目的として長年にわたり実績を積んできた施術方法であり、患者様の目元の状態やご希望に応じて選択されています。
当院では、患者様一人ひとりの状態やお悩みに合わせて、表ハムラ法を丁寧にご提案しております。手術を通じて得られる自然な仕上がりと長期間にわたる効果は、多くの患者様にご満足いただいております。
表ハムラ法が向いている人・向いていない人
向いている人 |
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向いていない人 |
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表ハムラ法の施術方法

表ハムラ法では、まず下まつ毛の際に沿って皮膚を切開します。この切開は、まつ毛の生え際に自然に溶け込む位置に行うため、術後の傷跡が目立ちにくくなります。切開後、目の下の膨らみの原因となる眼窩脂肪を取り出し、その脂肪をくぼんでいる部分に移動させます。これにより、膨らみを抑えると同時にくぼみを埋め、目元全体が滑らかで自然な仕上がりになります。
必要に応じて、余分な皮膚や筋肉を切除し、目元を引き締めます。皮膚や筋肉を調整することで、目の下のたるみやシワを改善し、若々しい印象の目元を作ります。そして最後に、切開部分を傷跡ができるだけ目立たないように細心の注意を払って縫合します。
施術は、患者様一人ひとりの目元の状態やご希望に合わせて計画し、自然で美しい仕上がりを実現することを大切にしています。安心して施術に臨んでいただけるよう、しっかりとサポートいたしますので、ご不明点があればいつでもお尋ねください。
表ハムラ法と裏ハムラ法の違い

表ハムラ法と裏ハムラ法は、どちらも目の下のたるみやクマを改善する施術ですが、アプローチ方法や効果に違いがあります。
表ハムラ法は、下まぶたの皮膚や筋肉を切開し、たるみやしわを取り除くとともに、膨らみの原因となる脂肪を適切な位置に移動させる方法です。皮膚の余剰が多い方やたるみ・しわが目立つ方に適しており、目元全体を滑らかで若々しい印象に整えます。
一方、裏ハムラ法は、下まぶたの裏側(結膜側)を切開し、脂肪を再配置することで目の下のクマや膨らみを改善します。皮膚表面に傷跡が残らず、ダウンタイムが短いのが特徴です。ただし、皮膚のしわやたるみにはアプローチできないため、皮膚にたるみが少ない方に向いています。
当院では、患者様一人ひとりの目元の状態やご希望に応じて、最適な方法をご提案しております。どちらの施術がご自身に合うのかお悩みの場合は、お気軽にご相談ください。
当院の表ハムラ法の特徴

経験豊富な医師が施術を担当
当院では、クマ取り手術の経験が豊富な医師が施術を担当いたします。
これまで多くの症例を手掛けてきた経験豊富な医師が、患者様一人ひとりの目元の状態やお悩みに寄り添い、最適な治療プランを提案します。
細部にまでこだわった施術を行うことで、自然で美しい目元を実現し、患者様の理想に応える結果を目指します。また、カウンセリングでは、患者様の不安や疑問にも丁寧にお答えし、納得いただいた上で施術を進めさせていただきます。
痛みや不安に配慮した施術
患者様が安心して施術を受けられるよう、痛みや不安に配慮した施術を行っています。局所麻酔を使用することで、施術箇所に直接作用し、痛みをしっかりと遮断します。極細の針を使用しているため、麻酔を施す際の不快感を最小限に抑えられます。
また、緊張や不安を感じやすい患者様には笑気麻酔を併用する選択肢もご用意しています。笑気麻酔を用いることで、リラックスした状態で手術を受けることができます。
万全のアフターケア体制
当院では、施術後のアフターケアにも力を入れています。術後の腫れや内出血を抑えるケア方法や、日常生活で気を付けるべきポイントについて丁寧に説明します。また、必要に応じて施術後の経過観察を行い、万が一気になる点があればすぐに対応できる体制を整えています。患者様が施術後も安心して生活を送れるよう、サポートを徹底しています。
表ハムラ法のメリット・効果

目の下の膨らみとくぼみを同時に改善できる
表ハムラ法では、目の下にあるふくらみとくぼみを同時に解消し、滑らかな目元を作り上げることが可能です。膨らみやくぼみを一度に改善できるため、目元全体を自然で若々しい印象に整えることができます。
皮膚のたるみやシワの除去ができる
表ハムラ法では、切開を伴うため、目の下の余分な皮膚や筋肉を同時に取り除くことができます。特にたるみが目立つ患者様の場合、余剰皮膚を切除して引き締めることで、目元全体のハリを取り戻し、より若々しい印象を得ることができます。シワが深い場合でも、表ハムラ法を用いることで改善が期待でき、全体的にスッキリとした目元が実現できます。
自然な仕上がりと長期的な効果が期待できる
眼窩脂肪をくぼみ部分に移動させる表ハムラ法では、血流を維持したまま脂肪を移動させるため、脂肪が生着しやすく、長期間にわたる安定した効果が期待できます。
また、脂肪の量や配置を細かく調整することで、患者様一人ひとりの顔のバランスや希望に合わせた仕上がりを目指すことができます。
表ハムラ法のリスク・副作用・ダウンタイム

傷跡が残る可能性がある
表ハムラ法では、下まつ毛の生え際に沿って切開を行うため、術後に傷跡が残る可能性があります。この傷跡は非常に細く、切開ラインは自然に目立ちにくい位置に設けられますが、完全に消えるわけではありません。
ただし、目の周囲は傷が綺麗に治りやすい部位であり、時間が経てばほとんど目立たなくなりますのでご安心ください。
ダウンタイムがやや長い
表ハムラ法の術後には、腫れや内出血が生じる可能性があり、日常生活への復帰には1~2週間程度のダウンタイムが必要です。
腫れは術後数日間がピークとなり、その後徐々に引いていきます。内出血がある場合でも、軽いメイクでカバーすることが可能ですが、完全に引くまでには個人差があり、数週間かかることもあります。
もしダウンタイム中に気になる点があればお気軽にご相談ください。
外反のリスク
皮膚を過度に切除してしまうと、下まぶたが外側に引っ張られ、白目が多く見える「外反」の状態になるリスクがあります。この状態は、見た目だけでなく、目の乾燥や異物感などの機能的な問題を引き起こす可能性もあります。当院では、外反のリスクを最小限に抑えるために、経験豊富な医師が施術を担当し、皮膚の切除量や縫合のテンションを綿密に計算しています。
当院の表ハムラ法の流れ

STEP.1カウンセリングと診察
カウンセリングと診察で、患者様のお悩みやご希望を丁寧に伺い、目元の状態を詳しくチェックします。その上で、表ハムラ法が適しているかどうかをご説明し、最適な治療プランをご提案します。不安や疑問があれば、どんなことでも遠慮なくご相談ください。また、手術の内容や術後の経過、リスクについても、しっかりとお伝えいたします。

STEP.2手術当日の準備と麻酔
手術当日は、施術箇所のデザインを行うところからスタートします。まつ毛のすぐ下に沿って切開ラインを決め、丁寧に確認を行います。その後、局所麻酔を施し、痛みを最小限に抑えながら施術を行います。不安を感じやすい方やリラックスして受けたい方には、笑気麻酔を併用することも可能です。

STEP.3手術後のケアと過ごし方
施術後は、必要に応じて下まぶたの腫れを抑えるためにクーリングを行います。術後約1週間後には抜糸を行い、その後は日常生活に徐々に戻ることが可能です。
術後のメイクは手術部位を避ければ当日から可能になりますが、目元の皮膚はデリケートな状態のため、様子を見ながら少しずつ始めるようにしてください。コンタクトレンズの使用は術後1週間ほど控えることをおすすめします。
洗顔やシャワーは当日から可能ですが、手術部位が濡れないようにしましょう。
また、運動や飲酒、長時間の入浴は術後1週間ほど控えていただくようお願いしております。