二重埋没法抜糸とは

二重埋没法抜糸は、二重埋没法で埋没した埋没糸を取り除く処置です。糸を取り除くことで二重整形を受ける前の状態に戻すことが可能です。表留めであれば皮膚の表面に、裏留めであれば結膜の表面に1.5~2ミリ程度の穴を開けて、埋没糸を抜糸します。
埋没法の抜糸は難易度が高い処置であり、抜糸したくてもクリニック側に断られたり、いざ抜糸を試みても抜糸できないということも珍しくありません。当院には抜糸の経験が豊富なドクターが在籍しており、抜糸に関する学会発表や論文執筆も行っております。そのため、全国から抜糸をするためだけに患者様が来院されます。埋没糸の抜糸をご検討の方は、当院に是非ご相談下さい。
二重埋没法の抜糸が適応になる方

埋没法を受ける前の状態に戻したい方
・ダウンタイム中の腫れている自分を受け入れられなくて一刻も早く元の状態に戻したい
・家族に内緒で手術を受けてバレてしまい、猛反対されたので元の状態に戻したい
埋没法手術を受けたものの、上記のような事情で手術をする前の状態に戻したいという患者様からの相談が時々あります。埋没法は可逆的な手術であり、抜糸をすることでリセットして元の状態に戻すことが可能です。当院では、他院で埋没された方の抜糸も受け入れております。施術したドクターに抜糸を依頼しづらいという方も当院にご相談ください。
幅やデザインを変更したい方
・術後3ヶ月以上経過して完全に腫れが引いている状態で、自分の理想より二重幅が広い場合
・術後に左右差があり、狭い方の幅に合わせたい場合
・平行型やMix型二重を作ったものの、末広型二重に変更したい場合
埋没法はデザインの修正が容易な術式です。例えば、完全に腫れが引いた状態で自分が希望したデザインや幅と異なる場合に、修正手術をすれば比較的簡単に理想の状態に近づけることが可能です。今の幅より広くする、あるいは末広型二重をMix型や平行型二重にする場合は抜糸は不要であり、そのまま埋没を重ねるだけで修正可能です。あるいは、ラインが薄くなったなど、もう一度同じ幅で二重を作り直す場合も抜糸不要です。
抜糸が必要なケースは、埋没で作った二重幅を狭く作り直したり、平行型・Mix型二重を末広型二重に変更する場合です。このような場合、抜糸をしないで修正することは不可能なので、一旦埋没糸を全て抜糸してから、修正手術を後日行います。抜糸と同日に二重の再手術ができないのは、抜糸に伴う腫れで正確なシミュレーションが困難なためです。抜糸の腫れが完全に引いた1週間~1ヶ月くらい目途に再手術が可能です。
合併症を起こした方
合併症とは、手術することによって稀に起きる不測の事態です。埋没法には以下のような合併症を起こすリスクがあります。
・埋没糸の露出
・埋没糸の感染
・糸のボコ付き(いわゆる糸ボコ)やシコリ
・腫れが引いても継続する二重ラインのガタツキや食い込み
・頭痛などの自律神経症状
これらの症状は糸を抜糸しないと治らないので抜糸が必要になります。感染以外のケースでは、抜糸と同時に再度二重手術を行うことが可能です。

何度も埋没法を受けている方
埋没法手術は、ラインが薄くなったり取れてしまったり、デザインを変更したいという希望で複数回の施術をする方も珍しくありません。何度も埋没法を受けると、糸がまぶたの中に溜まっていき、違和感や多重重瞼線、ラインのガタツキなどのリスクが上昇します。従って、既に複数回の埋没法を受けられている方が再度修正を希望される場合、一旦抜糸をしてからの修正をお勧めする場合がございます。
埋没法の術式にもよりますが、一般的には埋没法の回数は3回までが目安であり、まぶたに埋没する糸の本数も片側5~6本が限界と考えています。詳しくは関連コラム「埋没法は何回までできるの?」をご覧ください。
当院の二重埋没法抜糸が選ばれる理由

当院では独自の技術と豊富な経験を活かし、低侵襲かつ確実性の高い抜糸術を提供しています。
高い技術力
当院には埋没法抜糸の豊富な経験に裏打ちされた高い技術力があります。技術に自信があり、手術動画や実際に抜糸した埋没糸などの情報を公開しています。そのため、全国から埋没法の抜糸のためだけに患者様が来院されます。
必要最小限の小さな穴から抜糸
当院では、埋没糸の結び目を皮膚または粘膜から透かして同定し、その直上に1.5~2ミリほどのキズを置いて抜糸を行います。必要最小限のキズから素早く抜糸するため、ダウンタイムに伴う腫れも最小限で済み、またキズあともほとんど残ることはありません。
クリニックやドクターによっては、結び目を見つけられず大きく皮膚を切開して抜糸するケースが散見されます。そこまでしても見つけられないこともあるため、当院では皮膚を切開する前に必ず結び目の位置を同定してから、必要最小限の切開で抜糸を行います。
抜糸の直後のキズ

表留めはもちろん、裏留め、自然癒着法などあらゆる埋没法に対応
当院では、表留め・裏留め、点留め・線留め、挙筋法・瞼板法・挙筋瞼板法、自然癒着法など、あらゆるタイプの埋没法の抜糸に対応しております。
湘南美容外科(クイックコスメティークNeo、線留めクロス二重術・フォーエバー二重術など)、TCB(TCB式1dayクイックアイ プレミアムエタニティ、シークレット法など)、品川美容外科、共立美容外科(P-PL挙筋法など)、よだ形成外科クリニック、仙台中央クリニックなど、多くのクリニックの埋没法の抜糸経験があります。

10年以上経過した難易度の高い抜糸も可能
埋没法は、年単位の期間が経過すると抜糸が難しくなると言われています。その理由は、埋没糸が透明になってしまって発見するのが困難になるからです。

埋没糸は手術時は青色や黒色であり、それは万一抜糸することになっても糸を見つけやすいようするためです。近年、ポリプロピレン、ポリビニリデンなど長期間にわたって生体内で劣化しにくい素材の縫合糸が採用されるようになっていますが、以前はナイロン製の縫合糸を使うのが一般的でした。ナイロン糸は非吸収糸に分類されますが、生体内で加水分解されて劣化することが知られており、年単位で経過したナイロン糸を抜糸すると、糸の色が抜けて透明になっていたり、結び目自体が吸収されて消失している現象が観察されます。

透明化した埋没糸を発見するのは極めて困難であり、抜糸を断られたり、抜糸を試みても失敗に終わるケースがほとんどです。当院では、結び目にわずかに残った埋没糸の色素や埋没糸を包んでいる線維性の組織を手掛かりに透明化した埋没糸の抜糸に何度も成功しております。なお、時間が経過した埋没糸は「癒着して取れない」と説明を受けることも多いですが、ナイロン、ポリプロピレン、ポリビニリデンなどの縫合糸はツルツルした素材であり、人体の組織と癒着することはありません。何年経過してもスルスルと抜糸することができます。
※当院の埋没法は、長期にわたって生体内で劣化しにくい縫合糸であるアスフレックスプラス(PVDF:ポリビニリデンフルオライド)を採用しております。
大手美容外科で約10年勤務し、埋没法の抜糸を多く経験
当院には、大手美容外科で非常に多くの二重整形手術を経験したドクターが在籍しています。大手美容外科では、東京総括院長として自院・他院問わず多くの修正手術も経験しました。その中で、必然的に埋没法抜糸の症例数も全国屈指となり、あらゆる術式の埋没法の抜糸が可能になったのはもちろん、術後10年以上経過したような難易度の高い抜糸にも対応できるようになりました。
大手美容外科の二重整形教育最高責任者としての指導経験
当院には、大手美容外科で二重整形教育最高責任者として多くの指導経験があるドクターが在籍しています。二重整形はもちろん、埋没法抜糸の技術を多くのドクターに指導する立場にありました。独立開業した現在でも他院のドクターが当院に手術見学に訪れており、業界全体の技術レベルの向上のため、当院は指導的役割を果たしています。
埋没法抜糸に関する学会発表・論文発表をしている
当院では、一般患者様のためにYouTubeやコラムなどで積極的に情報発信をしておりますが、ドクターに向けた情報発信として、これまで学会や論文発表も行ってまいりました。第111回JSAS日本美容外科学会学術総会や第12回JAPSA日本美容医療学会では、経結膜的埋没法重瞼術(裏留め埋没法)の抜糸について臨床研究を発表し、その集大成として日本美容外科学会誌に論文を寄稿しております。

抜糸した糸をその場でご確認いただけます
埋没法の抜糸は、意図した箇所、本数の埋没糸を「結び目」を含む完全な長さで抜糸する必要があります。しかし、埋没法の抜糸はとても難しい手技のため、抜糸を試みても必ずしも全ての糸を完全に抜糸できないという状況が起こり得ます。残念なことに、この業界では抜糸ができていないにも関わらず、患者様に「抜糸ができた」と説明することがあります。このような嘘をつかなければならないほど、埋没法の抜糸は難しいのです。なぜこの様なことがわかるかというと、他院で「抜糸できた」と説明を受けた患者様の抜糸をこれまで何度も行ってきたからです。

患者様が「抜糸が本当にできた」かを判断する方法は、抜糸した埋没糸をご自身の目で確認することだと思います。結び目のついた糸を埋没されている本数分、「抜糸直後」に「直接」見せてもらうことが重要です。写真で見せてもらったケースで、本当は抜糸できておらず、実は別の患者様の糸だったということもありますのでご注意下さい。当院では、抜糸完了直後に患者様に実物を糸の必ずお見せいたしますのでご安心ください。
当院の二重埋没法抜糸の方法

当院の埋没法抜糸は、表留め・裏留めなどあらゆるタイプの埋没法に対応しております。表留め、裏留めの抜糸の手術動画を公開しておりますので、興味のある方はご覧ください。
二重埋没法抜糸の手術動画(表留め、裏留め)【閲覧注意】
表留め埋没法抜糸
抜糸のマーキングと切開した穴

表留め埋没法の抜糸では、まずまぶたの表面を透かして見て埋没糸の結び目の位置を同定しマーキングします。マーキングした箇所に麻酔をして、結び目の直上に1.5~2ミリの切開を置きます。切開した穴の中から結び目を探し出し、表面の線維性結合組織を剥離します。結び目を単離すると結び目につながった糸が2本見えるので、1本をハサミでカットして結び目を引っ張ると、糸がスルスルと抜けてきて抜糸することができます。
穴から抜けて来た埋没糸

抜糸後にまぶたをひっくり返し結膜に凹みがある場合は、凹みの部分に麻酔をして引っ張り、凹みを解消してから手術を終えます。凹みが残ったままの場合は結膜側と皮膚側の組織が癒着している可能性があり、抜糸しても元のラインに戻らないことがあるからです。
また、埋没法の抜糸で重要なことは、①切開する前に結び目の位置を同定すること、②最小限の切開で抜糸することです。大きく切開してから結び目を探しに行くドクターもいますが、それでは不必要に大きな目立つキズを作ってしまったり、本来不要な剥離操作によって組織をむやみに損傷してしまうことになります。また、非常に小さな結び目を切開してから見つけるのは困難であり、抜糸の成功率を著しく下げてしまう結果となります。当院では豊富な症例実績を背景に、最小限のキズで高い抜糸成功率を実現しております。
裏留め埋没法抜糸
デマル氏開瞼鈎でまぶたを翻転し、結び目をマーキングする

まずデマル鈎を用いて、まぶたをひっくり返し結膜の表面から透けて見える結び目を探します。結び目の位置を同定したら直上にマーキングします。もし、結び目が透けて見えない場合は結び目以外の糸を見つける方法や粘膜の凹みを目安に抜糸する方法もあります。
表留めと同様、マーキングの位置に麻酔し、1.5~2ミリの切開を置きます。直下にある結び目を同定し、結び目を包んでいる線維性の結合組織を剥離します。あとは1本糸を切って結び目を引っ張れば抜糸完了です。
裏留めの抜糸で重要なことは、①表留めと同様に切開する前に糸の位置を把握すること、②必ず裏側から抜糸することです。裏留めの抜糸は特に出血しやすいので、切開してから糸を発見するのは非常に困難ですし、不用意な剥離操作は大きな出血や筋肉など大事な組織の損傷につながります。従って最低限の切開で速やかに抜糸する必要があります。また、抜糸の難しさを理由に、皮膚側から抜糸をするドクターもいます。皮膚側からの抜糸は、結び目が結膜側に残存してしまいますし、できるだけ糸を長く除去しようと思えば、やはり不必要な剥離をする必要があるので組織損傷につながります。当院では、最小限のキズで結び目を含む完全な抜糸を行うために、裏留めの抜糸は必ず結膜側から抜糸しています。
二重埋没法抜糸のリスク・副作用・ダウンタイム

抜糸ができない可能性
埋没法の抜糸は美容外科の手技の中で、最も難しい手技の1つです。埋没からの経過年数が長かったり、何度も埋没していると、全ての糸を完全に抜糸することが困難になります。当院では、事前に診察してどこに糸があって何本抜糸できる見込みであるかを患者様にお伝えします。診察で明らかに糸が分かれば「ほぼ」100%抜糸は可能です。しかし、思わぬ出血などで視野が悪くなって深追いするのが危険と判断した場合、後日コンディションが良い状態で再度抜糸を試みるという可能性はあります。
また、当院では事前に糸が分かった場合に抜糸できなかったことはありません。しかし、糸がはっきりと確認できない場合でも患者様の意向で糸がありそうな場所を探る場合もございます。その場合でも抜糸ができるケースが多いですが、「抜糸ができない」可能性についても了承して頂いた上で施術を行います。
組織損傷
埋没法の抜糸は、皮膚または粘膜の切開が必要であり、埋没糸が見つからない場合に組織の剥離が必要になります。出血などで視野が悪い状態で深追いしてしまうと、筋肉を傷つけたり、まぶたを貫通するリスクがあります。そのため、事前に糸の位置をきちんと把握してから手術を開始すること、埋没糸が見つからなくても深追いせず、コンディションを整えてから後日改めて抜糸を試みるというスタンスが重要になります。
腫れ・内出血
麻酔、皮膚や粘膜の切開、剥離の過程で出血するリスクがあります。また、手術に伴う炎症で術後多少の腫れは必ず生じます。当院では、腫れや内出血のリスクを極限にまで抑える工夫をしております。例えば、麻酔の針は細い針を使用し深く刺入しないこと、切開を1.5~2ミリという必要最小限の切開にとどめること、出血しそうな血管は事前に処理すること、出血した場合に止血を念入りに行い内出血の広がりを抑えることなどです。
これらの工夫を行っておりますが、腫れや内出血のリスクをゼロにすることは医学的に不可能なのことであり、腫れや内出血が強く出てしまう可能性もあります。その場合でも時間経過とともに腫れや内出血は必ず消失しますのでご安心ください。
キズが目立つ
表留め埋没法の抜糸であれば皮膚側に穴を開ける必要があります。この際、大きく切開する方法を採用するドクターも多いのが実情です。しかし、抜糸のためだけに大きく切開した場合、キズが目立ってしまうというデメリットがあります。当院では、抜糸をするだけのために「キズあと」を残さないという考えのもと、1.5~2ミリという必要最小限の穴だけ開けて抜糸を行います。そのため、時間経過とともにどこに穴を開けたかわからないくらい目立たないキズになります。もちろん、それでもキズが目立ってしまうというリスクはゼロとは言えないのですが、そもそもキズ自体が小さいので、大きく切開する方法に比べてそのリスクは限定的と言えるでしょう。
ダウンタイム
麻酔の注射や手術そのものによる腫れ・内出血の影響で一定のダウンタイムがあります。抜糸の本数が少なく、簡単な抜糸の場合は数日から1週間でほとんど腫れが無い状態になります。逆に、抜糸の本数が多かったり、なかなか糸が見つからず時間がかかったり、手術中の出血が多かったりすると、腫れや内出血が強くなる傾向にあります。内出血が強く出た場合は、完全に消失するまで数週間かかる場合もあります。
術後の過ごし方のポイント

術後に患者様に行ってもらうことは特にありませんが、早く腫れを引かせるために以下の点に注意しましょう。
冷やさない
当院では、術後に冷やすことは推奨しておりません。特に冷やしたからといって早く腫れが引くわけではありません。また、術後一定期間経過してから冷やすと、逆効果になりますのでご注意下さい。どうしても冷やしたい場合は、術後48時間以内に保冷剤を使用して間欠的に冷やしましょう。
消毒はしない
一般的に、術後のキズに消毒することは医学的に推奨されておりません。感染やキズが目立つ原因となりますのでお控えください。
キズ触らない
キズを触ったり、掻いたりするとキズが目立つ原因になりますのでお控えください。
長湯・サウナ・激しい運動・飲酒は控える
術後早期に、血流が良くなる行動は腫れが強くなる可能性がありますので、お控えください。
当院の二重埋没法抜糸の流れ


STEP.1カウンセリング
まず、患者様のこれまでの手術歴、行った埋没法の術式、まぶたに埋没されている糸の本数などをお聞きします。また、患者様がどうして抜糸したいのか、二重の修正も希望しているのかなど、患者様のご要望に寄り添ったカウンセリングを致します。


STEP.2診察
別室でまぶたの表面や裏側を診察し、埋没糸の埋まっている位置や何本の抜糸ができるかなど、患者様に現状を説明します。


STEP.3マーキング
抜糸を患者様が希望された場合、手術室に移動して埋没糸の埋まっている位置をマーキングします。


STEP.4麻酔
マーキング位置に局所麻酔の注射を行います。また、麻酔中にリラックスしてもらうために、希望者には笑気麻酔を吸入していただきます。
※笑気麻酔は施術代金に含まれておりますので、別途料金はかかりません。


STEP.5施術
マーキング部位に1.5~2ミリの穴を開けて、抜糸します。キズはとても小さいので、原則的に縫合は行いません。そのため、術後の抜糸のために来院していただく必要はありません。


STEP.6アフターケア
二重埋没法抜糸は術後の通院が不要ですが、ご質問などがある場合は、いつでもお気軽にご連絡ください。また、ご希望に応じて来院いただき、アフターフォローを受けることも可能です。患者様の安心を第一に考えたサポート体制を整えています。
二重埋没法抜糸に関するよくある質問
- 抜糸をしたけど元に戻りません。どうしたらよいでしょうか?
-
抜糸をして元に戻らない場合は、①そもそも抜糸ができていない可能性、②抜糸はできているけどラインの癒着が残ってる可能性が考えられます。これらは診察すれば判断可能なのでご相談ください。
- 抜糸は埋没後いつからできますか?早く抜糸しないと取れなくなってしまわないか心配です。
-
結論から言って、埋没当日からいつでも抜糸可能です。しかし、ダウンタイム中の腫れが原因の症状、例えば幅が思ったより広い、左右差がある、食い込みが不自然などの症状で抜糸を希望しているのであれば、腫れが引けば多くの場合解消しますので、ダウンタイムが終わるまで待つのが賢明です。また、埋没後1年以内くらいであれば、いつ抜糸しても特に難易度に差はないため取れなくなる心配も不要です。
- 早く抜糸しないと、抜糸しても癒着してラインが元に戻らないのではないかと心配です。
-
抜糸すれば原則的に手術前の状態に戻ります。過去にたくさんの抜糸を行っていますが、癒着してラインが元に戻らなかったケースは稀です。また、癒着している場合でも、粘膜側の凹みを引っ張って癒着を剥がす操作を行えば、ラインは元に戻ります。
- 糸が癒着していて取れないと言われました。どうすれば良いでしょうか?
-
埋没糸が人体の組織と癒着することは100%ありません。糸を発見できれば必ず抜糸できます。癒着して取れないというのは、糸を発見できなかったときの言い訳に過ぎません。
- 10年前に埋没しましたが、抜糸できますか?
-
診察で糸の場所が分ければ抜糸可能です。当院では、10年以上経過した埋没糸の抜糸を多数経験しておりますので、ご相談ください。
- 裏留めの抜糸はできますか?
-
裏留めの抜糸も多数経験がございまして、学会や論文発表しているほどです。当院にお任せください。
- 抜糸は結構腫れますか?
-
抜糸の難易度や、本数によります。通常はそこまで強い腫れはでません。
- 抜糸と同時に二重手術はできますか?
-
抜糸をする理由によります。二重の修正目的で幅を狭くしたい場合、抜糸してから1週間以上開けて腫れが完全に引いてから再度修正手術を行います。腫れている状態だと正確なシミュレーションができないためです。また、糸の感染による抜糸であれば感染が完全に治った状態での再手術なので1ヶ月は期間を開けていただきます。 それ以外の場合、例えば幅を広くしたい、同じ幅で食い込みを強くしたい、ラインのガタツキを治したい、糸ボコを治したいなどの場合、原則的に抜糸と同時に修正手術が可能です。
- 抜糸は痛いでしょうか?
-
麻酔のときに少しチクっとしますが、それ以外はほとんど痛みはありませんのでご安心下さい。
- 糸が出てきていしまいました。抜糸した方が良いでしょうか。
-
埋没法のリスクとして、表側、裏側でそれぞれ糸が露出するリスクがあります。自然に埋まることは無いので、必ず抜糸が必要になります。露出した糸の抜糸は最も難易度が低く、基本的に皮膚を切る必要もないため麻酔も不要で痛みもありません。
- 抜糸の料金で、片側2本までで55,000円となっていますが、1本でもこの料金ということでしょうか?
-
1本でもこの料金となっております。
- 全切開しないと抜糸できないと言われました。本当でしょうか?
-
抜糸のために全切開することはやってはダメなことです。糸の位置を確認できれば、小さな穴から抜糸することができます。
- 近隣のクリニックで断られてしまい、遠方から行くのですが、カウンセリング当日に抜糸してもらうことは可能でしょうか?
-
もちろん可能です。